「君の名は。」の分かりやすい時系列の確認【ネタバレ注意】
圧倒的にネタバレ注意だ!
シンゴジラの時と同じく,もう,ネタバレ無しに表現するのは難しい!
もうストーリーを観た前提で話を進めていきたい!!!
まだ観ていない人はここから先は見ない方が良い!
さようなら!
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よし,ネタバレOKな人だけだよね
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よく考えると時系列難しい
ストーリーの核心的なポイントで,瀧くんと三葉の夢での入れ替わりは3年ズレているっていうのがね
もう,映画館でその事実を知ったときの虚しさというか,切なさといったらないんだけど,
後から振り返ってみると,あれれれれ,って頭がごっちゃになるから簡単に画像にまとめた.
とりあえずこんな感じ?
黒い線がもともとの三葉が死ぬ世界線の時間軸
赤い線は入れ替わりの時間
青い線は実際に会いに行く時の時間
緑の線は運命が変わって,三葉が生きている世界線
上の方が古くて,下に行くほど新しい.
ざっくり2013年と2016年は書いたけど,横方向はだいたい揃えてあるので,横方向にみた時には同じ時間.
3年ズレているのが分かりやすいよね.
どちらの時間軸をベースに考えるか
人によって,どっちをベースにして考えるのかが難しい!
どちらの時間軸も正しくて,入れ替わるときに,瀧くん・三葉のどちらからの視点で捉えるかが重要
あと,時間軸の変化を捉えるのか,変わる前の世界線・変わった後の世界線を基軸に考えるかによってもまとめ方が変わってくると思うけど
今回は細かいイベントは置いておいて,時系列を比較しやすいようにする事を重視して画像を作ってみたよ
とりあえず,映画の話の順に追っていく
瀧くんは3年前に,三葉は3年未来に入れ替わる
入れ替わるようになったのは,お互いの高2〜高3くらいだ
3年のズレがある事に注意だ
三葉はデートの前日に瀧くんに会いに東京に行くが,そこに居たのは中学3年の瀧くん
いろいろあって,三葉は,瀧君が奥寺先輩とデートの日の前日に,瀧君に会いに東京まで会いに行く
入れ替わるときは3年未来の瀧くんだけど,三葉と同じ時間軸にいる瀧くんはまだ中3
もちろん,まだ三葉に出会っていないので,会っても瀧くんは三葉の事を知らない
だから,「誰?」と言われてしまったのだよね
でも,このタイミングで髪紐を渡したから,後からそれが効いてくる
三葉はこれで失恋(?)と思ったのか,それとも何か心の中でけじめをつけたのか,ここで髪を切りますね
東京に会いに行った次の日(3年後に瀧くんがデートの日)に彗星が降る
三葉の時間軸では東京に行った次の日がお祭りの日で,かつ,彗星の降る日だ.
瀧君の時間軸ではこの日が奥寺先輩とのデートの日だ.
だから,三葉はデートのある瀧くんへの伝言で「デートが終わった頃に彗星が見えるね」という伝言を残している.
でも,瀧くんにとっては彗星が降ったのは3年前の話なので,伝言に対して「何言ってんだこいつ?」と思ってしまう
音信不通に,入れ替わり不可に
ケータイで連絡が繋がらなくなって,入れ替わりもできなくなってしまうのは
彗星が落下して,三葉も巻き込まれて死んだから
死んじゃったら入れ替われない
瀧くんが三葉に会いに行くが,もう死後3年
なんやかんや,三葉に会いたい瀧くんは頑張って探して,糸守町にたどり着く
けど,
そこは彗星が落ちて壊滅的な被害のでた地域
調べると,三葉や四葉もみんな死んでいるのがわかる
今までの3年よりも過去の三葉と入れ替わる
口噛み酒のちからを借りて,彗星が降る前の時間軸で入れ替わる事ができた.
この時の入れ替わりは今までの入れ替わりとは時間のオフセットが違う事がポイントだ.
正確な日数はわからないけど,3年に加えて数日~数週間程度,今までより大きく過去に入れ替わる事で,今までの入れ替わりでは到達できなかった時間軸に移動した.
単純に時間軸が切り替わったという話ではなくて,すでに過ぎた時間よりも前に飛んで,未来を変えたという時点で,全く別の世界線に切り替わったと言っても良い
いろいろと頑張って,町の人たちを隕石から救うことができたのは良いけど,二人とも,お互いの名前や存在を忘れてしまう
忘れちゃだめな人,忘れたくない人なのに!!
うおおおおお!!!!
ひと目見ればかならずわかるのに!!!!!
君の名は!!!
そして,お互い,高校生,大学生と時間を過ごして
あるとき出会ってしまうわけだ!!!!!
「君の名は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
三葉は瀧くんの3歳年上のお姉さん
この最後に出会った時,たぶん瀧くんが社会人1年目だと思われるので,
三葉はこの時,社会人4年目(4年制大学を普通に卒業してた場合)のお姉さんだと思われる.
瀧くん(23)
三葉(26)
誕生日がわからんから,だいたいこんな感じだと思われる.
考察とか
最後らへんのシーンで,テッシーとサヤちんらしきカップルの会話で,結婚式がどうのこうのって話が出てくる.
テッシーたちは三葉の同期なので26歳ならまぁ良い具合の年齢で,三葉の年齢の信ぴょう性が高まる.
はあ,そんな感じだ.
それから,三葉の宮水家の人には,夢で入れ替わる能力が代々あるみたいな表現がされてて,
その能力は,この彗星が落ちてきて被害が出る運命を変えるためだ!みたいに三葉は言うんだけど,
今回の場合,彗星が落ちてくる事を知っていたのは,入れ替わり先の瀧君が未来で彗星が落ちてくるの知っていたからであって,
三葉は彗星が落ちてくるまでそのことは知らないはず.
だから,みんなを救う事ができたのはそもそも瀧君が頑張って糸守町を見つけて,口噛み酒を見つけて,三葉と入れ替わる事ができたからだと思う.
宮水の能力は他人に助けがある事を前提にしていたのかもしれない.
うーん,どうなんだろう
細かい説明は,もう映画観た人なら,あー!あれね!
みたいにわかってくれるだろう
この時系列の概略図で理解が深まると嬉しいな
参考
この人の考察とかがすごい細かい